先日、Twitter上で「僕の書いた記事がアメリカWholeFoodsマガジンに掲載されました!」とご報告させて頂きました。その際に、「英語だから読めないけど、すごいね!」という反響をたくさんもらい、本当に嬉しかったです。
今回、最初日本語で書いて、それを英語にして記事を渡したのですが、その後出版社側で少しアレンジをされていたので、その英語をさらに日本語にするというよく分からない作業をしてみました(笑)下記にその内容を載せましたので、良かったら読んでみてくださいね。
要約すると「肌の健康や美容のために、肌に住む微生物のバランスを整える必要がある」という内容です。
原文のリンクは以下の通りです。
【WholeFoods MAGAZINE「Natural Beauty」】
<日本語訳>
ナチュラル・スキンケアとメイクの最新情報
お肌は私達の健康状態を多く語ります。疲れている、ストレスがたまっている、食事のバランスがとれていないなど、お肌は秘密を漏らします。ナチュラルなスキンケアやメイクアップの会社が努力していることとは、使えば皮膚の表面が輝いて健康になる製品を作ること。塗用プロバイオティクス、植物幹細胞や長持ちするミネラルのメイクとは、きれいに見せる・使い心地もベストにさせるためにパーソナルケアの専門家が使っているツールのほんの一部です。
プロバイオティクス(乳酸菌)で守る
プロバイオティクス(乳酸菌)は機能性食品やサプリメントのカテゴリーで、最も消化しやすいヘルシーな材料の一つになりました。消費者は、プロバイオティクスのことを「調子を整え続ける」ための方法、または抗生物質療法の後に頼りになるもの、として認識しています。スキンケアの会社の一部は、スキンケア市場でプロバイオティクスの成功例を倣い、塗用剤の助けとなる微生物を入れています。
数多くの業界の内部者は、外用プロバイオティクスをこのカテゴリーではナチュラルでぴったりするものだと見ています。理由は、塗用プロバイオティクスはお肌に棲む健康な有用菌にエサを与え、栄養を与えるからです。正しいバランス維持を助けること、これがスキンケア・メーカーの主な関心事です。「母なる自然は、奇跡的にバランスのとれた生態系を与えてくれている」、これは多数の微生物から構成されている(お肌の善玉菌と悪玉菌を含む)と語るのは、ヒューゴー・ナチュラル社(カリフォルニア州チャットワース)の創始者ヒューゴー・サアベドラ氏。「プロバイオティクスは私達の肌の‘善玉’菌が、より有害になるであろう菌から私達を守る助けを高めてくれます」
Dr.Ohhira’s Probiotics(販売者:エッセンシャル・フォーミュラズ社【テキサス州ファーマーズ・ブランチ】)のメーカーにて、微生物学者大平猪一郎博士と共に働く微生物学者の高畑宗明博士は、これに同意し、以下を付け加えます。
「健康な肌に重要な2つの要因とは:
(1)バランスのとれた食事を摂ることと
(2)肌の常在菌の正しいバランスを作ることで、肌の表面のバリア機能を高めること。これは肌に保護フィルムを作ることになります。このフィルムの働きとは、外部の‘悪玉’菌や化学物質から肌を守ることです。」
塗用プロバイオティクスとは、食品や生きた乳酸菌であるサプリメントの形のプロバイオティクスとはかなり異なるでしょう。高畑博士は大平博士の商品のプロバイオティクスについて話します:「様々な種類の植物、きのこ、果実や野菜を12種類の乳酸菌を使って3年間発酵します。日本では、私たちは、この結果から出来上がる発酵培地を‘発酵エキス’と呼びます。」このエキスはプレバイオティクスとプロバイオティクス、また有機酸、バクテリオシン、酵素やビタミン、ミネラルやアミノ酸副産物を含みます。生きた菌がエキスに存在する間、他の自然な材料と混合するときに、乳酸菌は殺されます。
乳酸菌を壊すことは、良好なプロバイオティクスのサプリメントの終末を意味しますが、スキンケア製品は、かなり事情が異なります。「カリフォルニア/サンディエゴ大学の研究(イスラエルの大学と共同)は、乳酸菌の死んだ残骸がヒトの身体に有用であることを打ち立てました。」と高畑博士は述べ、この状態のバクテリアは、肌の免疫系にさえ役立ち、保湿剤としても働くとの意見を持っています。「この‘発酵エキス’には、アロエといったその他の鎮静させ、有用な自然の材料が混ざっていることにもご注目ください。」と高畑博士は語ります。
高畑博士は塗用プロバイオティクスが、湿疹のある方々に有効であるだろうと言います。「数多くの黄色ブドウ球菌(私達はお肌の悪玉菌と認識)がアトピー性皮膚炎や湿疹の状態の肌に存在しています。」と説明します。そして、同氏の会社のスキンケア製品に用いられている発酵エキスは「表皮ブドウ球菌(私達はお肌の善玉菌と認識)の成長を阻害することがありません。しかし、この発酵エキスは、黄色ブドウ球菌に対して抗生物質特性を示しています。更に、発酵エキスが持つ肌の善玉菌の数を増やす効果も、プレバイオティクスのために、期待されています。」
全部ではありませんが、およそこのような内容の記事です。
特に女性の方には、肌の表面に住む1兆個の微生物のケアを、日々心がけていただきたいなと思います。
「美人は菌の育て方がうまい」ですからね。